【レポート】練馬こども哲学 第2回 開催しました!

練馬こども哲学第2回、開催しました!


最初にテーマを決めます

6つの問いのなかから、主に子どもの圧倒的支持で選ばれた問いは、

「なぜ、ゲームはおもしろいの?」

「ゲーム」という言葉そのものに、抗えない魔力があるのかもしれません。


グループに分かれ、哲学対話のスタート

「1~3年生」「3~6年生」「大人」の3グループに分かれ、スタート!

低学年グループは神戸和佳子先生、大人グループは練馬の哲学カフェ「ねりテツ」を主催する齊藤ミツルさんにお願いし、高学年グル―プは、練馬こども哲学主催のコウグチが担当しました。

コウグチが担当した高学年グループはこんな感じ……。

「わかるようになること、できるようになることがおもしろい」

「知識が身につく」

「コインやポイントをもらって、それで何か買えたりする。自分の利益になるから」

「ひとりよりみんなでやったほうがおもしろい」

といった意見が飛び出します。


「じゃあ、どんなゲームがおもしろい?つまらない?」と聞くと、

「ストーリーのあるゲームで、一回やって終わったら、つまらなくなる。でも将棋みたいに、ストーリーじゃないゲームはあきない」という話から、

「将棋とかトランプとか、ゲームのおもしろさには種類がある」と続き、

「おもしろいと思うかどうかは人によってちがう」という意見が。


すると、ずっと黙っていた子がハイと手をあげます。

「今まで知らなかったけど、テレビで見て箱根駅伝が好きになって、今、選手になりたい。知らなかったことを知って、好きになることがある」


ゲームにかぎらず、「知らなかったことを知る」「わからなかったことがわかる」「できなかったことができる」ということに、根源的な喜び、おもしろさがあるのかな?と感じました。


休憩後はひとつの輪になり、親子で哲学対話

休憩をはさんで、後半は1つの輪になり、「問い」を決めるところから再開。

ホワイトボードに書ききれないくらい、いろいろな意見が(主に、大人VS子どもの構図(笑))。

低学年グループは集中力が続かず脱落し(^_^;)、にぎやかななかでの対話でした。


次回へ活かしたいこと

神戸先生の「哲学は、お菓子とかゲームにすぐ負けちゃう」という言葉にグサリと来つつ……(笑)。

こういう形の「おやこ哲学」を続ける一方で、たとえば「毎月●日はここでやってるよ」とオープンにし、こどもだけがふらっと来られるような「街場のこども哲学」も定期開催していきたいな…と思っています。

次回は図書館での開催なので、本を題材にしつつ、時間や場の設定を工夫したいです!本当は、「あそび」も取り入れていきたいんですけどね~ああ、悩まし楽しい!


今後の開催予定

第3回:2017年1月29日(日)午前中 @小竹図書館

第4回:2017年2~3月

ねりま子どもてつがく(ねこてつ) ~Nerima Kids Philosophy~

練馬区内で、主に小学生向けの「こども哲学」を実践する団体です。略称「ねこてつ」。

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